【いくつ知ってる?】有機(オーガニック)認証  日本と海外の違いは?

エシカル(エコフード)

オーガニック認証ってどのくらいあるのかな?そもそもどんな意味があるの?

今回はこのような疑問に答えていきます。

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あこ

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有機(オーガニック)認証とは?

オーガニック認証とは、農産物や食品が、有機農法に準拠して生産されていることを確認するための認証制度のことです。有機農法は、農薬や化学肥料を使用せず、天然資材を使用し、生物多様性を保全することを目的とした農法で、健康にやさしい食品を生産することができます。

オーガニック認証は、国内外にある認証機関によって実施され、認証が取得できると、オーガニック認証マークが付与され、消費者に購入を促すことができます。

有機JAS認証

引用:農林水産省

農薬や化学肥料・遺伝子組み換えを使用せず、種まきや苗を植える2年以上前(果樹などの場合は3年以上前)から許容以外の農薬や化学肥料を使わずに生産されたものを「有機農産物」ということができます。



EUオーガニック認証

引用:https://commission.europa.eu/index_en

EUオーガニック認証とは、欧州連合(EU)内における有機農産物および食品の認証制度であり、生産者が有機農法に準拠していることを確認し、それらに対してマークをつけることができる認証制度です。

EUの規則に従って管理され、各国政府によって実施され、EUの共通基準に従っていることを証明するマークを取得することができます。 EUオーガニック認証は、消費者に安心して購入できる有機農産物や食品を提供することができると考えられています。

EU各国の有機食品市場の規模に関してはドイツとフランスが 110億ユーロ(1兆5,000億円)とほぼ同様の割合を占めています。 またフランスは世界1位の成長率となりました。

 



 

USDAオーガニック認証

アメリカ「USDAオーガニック認証」

引用:https://www.ams.usda.gov/

USDAオーガニック認証とは、アメリカ合衆国農業省(United States Department of Agriculture, USDA)によって管理される、有機農産物および食品の認証制度です。

USDAは、有機農法に準拠した農産物および食品を生産していることを確認するために、生産者や加工者に対して厳格な基準を設け、認証を行っています。 USDAオーガニック認証は、消費者に有機農産物や食品を安心して購入することができるように、信頼性の高い認証

 

コスモス認証

オーガニック コスモス認証とは、有機化粧品の認証制度の一つで、ECOCERTという認証機関によって行われています。

この認証は、化粧品に使用される原材料や製造過程が有機農法に準拠していることを確認し、それらに対して「COSMOS ORGANIC」のマークを付与することができる認証制度です。

COSMOS ORGANICに対応するためには、原材料の95%以上が有機農産物から来ていること、または有機農産物でないものは特定のリストに記載されたものだけ使用し、それ以外の成分は使用しないことが必要です。また、環境に配慮した製造方法を使用し、動物実験は行わないことも必要条件です。

コスモス認証のデメリットは?

コスモス認証には以下のようなデメリットが指摘されています。

認証費用

認証を受けるためには、費用がかかります。特に小規模な農家やメーカーにとっては、負担が大きいことがあります。

人手不足

コスモス認証には、厳密な基準が設けられており、審査には専門的な知識が必要です。そのため、審査員不足や審査にかかる時間の長さなどの問題が発生することがあります。

基準の一方向性

コスモス認証は、有機農業や環境保全などに焦点を当てていますが、他の面での適合性については検証していないことがあります。


NATRUE認証

NATRUE認証とは、NATRUEという独立系の認証機関によって行われている、天然・有機・無添加のスキンケア製品の認証制度です。この認証は、原材料や製造過程が天然・有機・無添加に準拠していることを確認し、それらに対して「NATRUE」のマークを付与することができる認証制度です。

NATRUE認証に対応するためには、原材料の99%以上が天然・有機農産物から来ていること、無添加であることが必要です。また、環境に配慮した製造方法を使用し、動物実験は行わないことも必要条件です。

NATRUE認証は、天然・有機・無添加のスキンケア製品を消費者に提供することで、安全かつ健康的なスキンケアを楽しむことができると考えられています。

デメター認証

引用:https://www.demeter.net/

Demeter (デメター) 認証は、バイオダイナミック農法に適合した農産物を生産する農家や農場が取得する認証制度です。

バイオダイナミック農法は、土壌、作物、動物、人間、そして環境全体を考慮した農業方法で、天然肥料や農薬の使用を最小限に抑え、自然の循環を尊重しながら農作物を生産することを目的としています。

Demeter認証を受けるためには、農家や農場は詳細な基準に沿って運営し、認証機関による厳格な審査を受ける必要があります。取得した認証は、一定期間更新する必要があります。

Demeter認証を受けた農産物は、健康的で、自然環境に優しい、高品質なものとして高く評価されています。


GOTS認証

GOTS (Global Organic Textile Standard) 認証は、有機繊維製品に対して、生産から販売までの全プロセスにおいて、環境に配慮した基準を満たしていることを確認するための認証制度です。

GOTS認証には、繊維の生産から紡績、織り、染色、加工、販売までの全工程について、環境に配慮した基準を満たすことが求められます。これには、有機素材の使用、化学農薬や合成界面活性剤の使用の制限、労働環境の改善、エネルギー効率の向上などが含まれます。

GOTS認証を受けるためには、製造業者は認証機関による厳格な審査を受ける必要があり、取得した認証は一定期間更新する必要があります。

GOTS認証を受けた製品は、環境に配慮した生産方法で作られており、健康にやさしい、高品質なものとして高く評価されています。

 

【まとめ】

日本ではまだまだ浸透していないオーガニック認証。食品だけでなく化粧品にもオーガニック認証は使われています。正しくオーガニック認証を理解して健康な食生活・素肌を目指していきましょう!